平成22年全国大会(富山) 
  
今回の大会は俳聖芭蕉のゆかりの地でもあり、加えてキトキトの魚に惹かれたのか
参加者150名を超す盛大な大会となりました。

9月26日 富山県高岡市の雨晴温泉にて総会及び懇親会
            
            27日 義経岩→万葉歴史博物館→二上山→国宝瑞龍寺→(前田利長菩提寺)
            山中温泉街(こおろぎ橋 芭蕉堂 芭蕉館)→ 山代温泉
     
     28日芭蕉ゆかりの那谷寺→ゆのくにの森→加賀の千代女の里

                                                        

富山吟行20句競詠(成績発表なしです(^^ゞ)

越中開田図

立山を指差す人や秋天下

一羽来て珊瑚樹の実に紛れけり

祠より秋蚊生まるる雨はらし

秋日燦初めて目見ゆ日本海

家持の都思はば鳥渡る

通草熟れ朱書きの越中開田図

万葉館水巡らせて小鳥来る

径昏しとびとびに咲く曼珠沙華 

身に沁むや山中節を二度聴きぬ

小暗きに往時のままの水引草

山中の曾良の別れや初紅葉

御利益の湧水旨し秋の風

石仏の目線を逸れて乱れ萩

秋日傘こおろぎ橋に見失ふ

光るもの流れて行きぬ水の秋

蹴つて舞ふささら踊りや秋闌ける

風鐸の軒に秋日を廻しけり

護摩堂の陰に揺れたる草の花

蓮の実の飛んで水面の黒光り 

案内さる萩の終りの千代尼塚


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